チェシャ猫は
日本人の、わけのわからぬニヤニヤ笑い、ということを言われることがある。
語学的なハンディキャップもあり、
話している中にうまく入って行くことが出来ずにいるときに、
ニヤニヤ笑いで取り繕う場合がある。
こんな笑いを良しとする人もいれば「何を考えているかわからない」と言って、
否定的に捉える人もいる
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特に西洋世界では意味のないニヤニヤ笑いに対する警戒心があるようだ。
『不思議の国のアリス』には、チェシャ猫というのが出てくる。
この猫、いつもニヤニヤ笑いを浮かべ、人間の言葉を話し、
自分の身体を消したり出現させたりできるという特技を持っている。
ルイスが書いた頃には "grin like a Cheshire cat(チェシャ猫のように笑う)"
という慣用表現が当時すでによく使われていたそうだ。
この句は、「意味もなくニヤニヤ笑う」という意味。
ルイスは、この言葉からインスピレーションを受け、
チェシャ猫を創作したようだ。
小説の中で、木の枝にいたのにアリスが見ている前で少しずつ姿がフェードアウトして、
遂に見えなくなってしまう話しが出てくる。
チェシャ猫は、それですべてが消えてしまったはずなのに、
何故だかチェシャ猫の妙なニヤニヤ笑いだけが残っているというもの。
日本人の白黒をつけない「玉虫色の決着」というものも、このようなところがある。
終わったように見えて決して終わっていない
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白黒つけないで、玉虫色で放っておいたものが、息を吹き返し、
このチェシャ猫が消え去ったあとの薄笑いのように、気持ちの悪い感覚が蘇ることがある。
日本には、そんなものがたくさん残っている。
細かいところまでしっかりと「契約」することを重んじる西洋世界と、
曖昧な決着をする日本
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詰めの甘さが「ニヤニヤ笑い」となって表われる。
この曖昧さが、結局は、自分の首を絞めてしまうことになる?
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