2015年11月20日

悟しか見えてい

「准太、お前も終わりだと思うけどな」
悟が言った。
「くそっ!謀りやがったな!?」

 そう、これは悟の作戦だった。前の日、湧奈たちpretty renew 雅蘭から話を聞き、睡眠薬を調べたが、彼の指紋は見つからなかった。しかし、それを使っていたはずの被害者の指紋もないことが分かった。すり替

えられていたと考えた悟は、文佳にそのことを話し、半信半疑の彼女に電話をかけさせたのだった。

 准太は部屋の奥へと逃げた。
「無駄だ!行くぞ!」
仲間たちと共に、悟はそれを追う。と、突然准太が襲いかかってきた。
「……っ!」
思わず身をひいた悟の頬を血が流れる。
「通せよ」
准太は両手にナイフを持っていた。
「通せるわけねえだろ。お前、何人の人泣かせたと思ってんだ!」
「知るかよ!」
再び准太が攻撃してきた。悟はそ楊海成れをかわす。
が、一撃が腕を掠めた。
「ぐっ……!」
「おら、どけよっ!」
准太が、一歩踏み込んだ。しかし、なかったようで、他の警官に気がつかず、回り込まれて取り押さえられた。
「くそっ!放せっ!」
「終わったな……」
悟が負傷した腕をもう片方の手で押さえながら、呟いた。

 BAKUの社員代表として、警察署に来た湧奈たちは、准太と対面した。文佳と、彼女の母親もいた。悟も准太の隣についている。
「結局、みんな、お前の計画だったってことか?」
「……」
悟の問いに、准太は答えない。
「文佳の父さんをお前が殺し、それをBAKUによるもpretty renew 雅蘭のだと文佳に思わせる。そして自分は社内見学に行き、BAKUの情報を文佳に送り、BAKU社員を、伸羅を、殺させた」
「……」  


Posted by orae at 16:36Comments(0)