2015年05月27日

全くもって不可解


さきごろ、
男性として史上世界最高齢の男性としてギネスブックに認定された木村次郎右衛門さんが、
老衰のため死去されたという記事が出ていた。
116歳だった。
ギネスブックに記録されている世界最高齢は、
フランスのジャンヌ・カルマンさんで、
122年と164日間を生きたそうだ。
還暦の2倍となる、いわゆる”大還暦”を迎えた唯一の人とされる。

長寿と言えば、江戸時代の貝原 益軒(かいばら えきけん) を挙げることが出来る。
本草学者でもあり、自らの体験を踏まえた著書に、
『養生訓(ようじょうくん)』というのがある。
健康に生きる秘訣を書き綴ったもので、
幼い頃、虚弱体質とされた彼だったが、84歳dermes激光脫毛まですこぶる健康に生き、
その歳に至っても虫歯にさえならず歯一本も失わなかったとされる。
養生の極意を挙げてみると、
「内欲と外邪」この誘惑に打ち克つことと説いている。
そして、何よりも重要なものに、
身体の養生だけではなく「こころの養生」と出てくる。
そして、『択医 (医者を選ぶこと)』 の重要性も挙げている。
「貧民は、医なき故に死し、愚民は庸医(ヤブ医者) にあやまられて死ぬもの多し」
と出てくる。
すなわち、医者はよくよく選ぶこと、という意味。
それは、現代にまで通じそうだ。
また、一般的に酒やタバコの害を言われるが、
122歳まで生きたジャンヌ・カルマンさんは、
隠すことなく117歳になるまで喫煙していたという。
人の寿命は、全くもって不可解。
  


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2015年05月26日

こんな言葉がある

サラリーマン川柳の募集広告が出ていた。
もう、25回目を迎えるそうだ環保袋
サラリーマンの仄(ほの)かな幸せ心理や悲哀。
会社や上司、そして社会に対する風刺が込められているものなど、
どのような作品が出てくるのか、毎年、この「サラ川」を楽しみにしている。

川柳の特性か、やはり世の中を風刺した傾向のものが面白い。
昨年の代表的な川柳で伊利沙伯中學
『何になる?子供の答えは、正社員』
そして、一昨年の第一位は探索四十
『仕分け人 妻に比べりゃ まだ甘い』などがあった。

その頃は、「仕分け人」というのが話題を呼んでいたことが思い出されてくる。
時代が反映されているのがよくわかる。

また、ポケモンが流行った年には、
『わが家では 子供ポケモン パパノケモン』
そして、20年ほど前の第一位作品には、
『ボディコンを 無理して着たら ボンレスハム』というのがあった。

さすがにこれほど前になると『ボディコン?』という言葉がわからなくなる。
(ご存知の方は、若くないという証明書を出します)
ボディ・コンシャスと呼ばれるスリムであることを強調した女性のファッションのこと。
若い女性の間で流行していた。

そう言えば、
『サタイア(風刺) には日付があるが、ユーモアにはない』という言葉がある。
一言ではわかりにくいので説明すると、
「風刺は、その時代や社会の反映で、チクリと刺す面白さだが、
ユーモアは、時代や所が変わっても笑うことができる」というもの。

やはり川柳には、社会風刺的要素があり、その時代、時代を反映している。

風刺は、人間の歴史とは、常に表裏一体的に存在している。
古代ギリシャの喜劇作家アリストパネス(Aristophanes, 紀元前446年頃 - 紀元前385年頃)
の芝居、『平和』『雲』『女の平和』などは、
現在でもよく知られてて、読んでみてもよくできていて面白いと思うが、
その時代に生きているその時代の人を風刺しているところがピリリとキイて
芝居としては、喝采の嵐だったそうだ。

アメリカで、指導者になるためには、ジョークができなければならないと言う。
『ジョーク大全』なるものがあって、
ユーモアのセンスを磨くことが肝要とされる。その中のジョークを紹介すると、
「パパ、雷も電気なんだって?」
「そうだよ」
「じゃあ、雷と電気の違いは?」
「それはね、月末になると、料金を徴収にくる方が電気だよ」

こんな言葉がある、
『自由な国は為政者がジョークを飛ばす。だけど、抑圧された国は為政者をジョークのネタにする』

さあ、日本は、どっち?  


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2015年05月22日

だからといって

ここしばらく、はっきりしない空模様が続いている。
いつ、梅雨入りと言われてもおかしくない日が続いている。

今年は、ゴールデンウィークを過ぎても寒い日が続いていたが、
その後、突如として汗ばむような暑い日となった。
ちょうど良い日がないまま銅鑼灣通渠
このまま一気に夏に駆け上るのかと思いきや雨模様が数日続くこととなった。

梅雨と言えば葵涌通渠
松尾芭蕉の五月雨(さみだれ)をモチーフにした俳句の一つに、
「五月雨の 降り残してや 光堂」
というのがある

意味としては、激しく降り続いている雨も、そこだけ降らなかったのか、
光堂がくっきりと浮かんでいる、という意味になるだろうか。

いくら激しい雨にさらされているからと言って、
いつも雨が降り続くものではない。
時には、ぽっかり降らないことだってあるというところだろう。

中国の故事に「前門の虎、後門の狼」という表現がある。
「趙雪航評事」にある言葉で、
後漢時代の改革をはかろうとしたが、様々な災難が待ち構えている。
一難去って、また一難という意味になる。

いわゆるアベノミクスもここしばらく、
株価下落と円高傾向になっていて見通しが、暗いようにも見える。
それに経済に限らず、様々な難儀が待ち構えているような様相でもある。

だからといって、悪い事が続くような、どしゃ降りばかりという訳でもない。

このたび、 経済協力開発機構(OECD) が、
最新の世界の経済見通しを発表し、
日本に、力強い景気回復がデフレに終止符を打つ可能性を発表した。

おっ、
ちょっとした「降り残し」もあるようだ。  


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2015年05月21日

のかけ声のもと

最近は、あまり聞かなくなったが五月病というのがある。

四月に新たに会社員となったり、大学に入学した者たちが、
新しい環境にうまく適応できないことに起因する
精神的ウツ症状を表現した言葉だった。
今は、5月に限らず、年がら年中その傾向を持っている。

また、昔からこの季節は「木の芽どき」と表現されたり
新人に限らずウツの傾向がある願景村 邪教
それ以外に、5月にウツになる理由の一つは、
自動車税や固定資産税の支払い期日であること。
コイツは、頭が痛い。

税金を払うの願景村 邪教にやぶさかではないが、
支払う側から言えば、
「課税の公正さ」「税金の有効分配」
の二点がうまく成されているかが、つい気になってしまう。

昔は、税金は、「有る者」からとるという思想があったが、
消費税なるモノの導入により、
未成年であろうが貧乏人であろうがおかまいなしに取り立てるようになった。
この味をしめると、
税金の取り立てから支払いまで、お願景村 邪教商売人がやってくれるから
役人にとってこれほど楽なことはない。

かつて、
「(公務員は、非効率の最たるモノ。それゆえに)民間でできることは民間で。」
のかけ声のもと、民間に移譲できるものを調査してみると、
守秘義務を負わせると、ほとんどのモノを移譲することができると試算された。
民間移譲できないモノは、警察と軍隊だけという調査がある。
警察でも駐車違反などは、もう既に民間に移っている。

かつて、消えた年金記録問題があったが、
公務員にやらせるから、そのような問題が起こるのであって、
銀行のシステムの中に記憶させて引き落としをしてしまえば、
正確であり、何よりも
年金に関わる公務員が必要なくなるともいわれている。

おっと、税のことをこんな風にアレコレ考えていると、
  


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2015年05月20日

このことは

イタリアのポンペイの街が、突然の火山爆発により消失したのは、紀元79年のことだったそうだ。

発掘された街の遺跡を見ると、ワインを売る酒場やパン屋などが並び、現代とも紛(まご)うばかりの世界が広がっているのに驚く詩琳


よく言われることだが、その時期、日本では縄文から弥生へといった時代だった。
我々の祖先は、その頃、共同生活をしながら漁労や木の実を摘んだりしていたようだ。

縄文文化と言えば、遠い昔のように感じるが詩琳
ことによると、今から50年ほど前の1960年頃までの日本の地方にあった辺鄙な村では、
縄文の生活が脈々と息づいていたのではないかとも言われる詩琳

たとえば、漁村に行けば、子供たちですら小さな小舟の櫓を操って近海の魚を捕ったり、
山間(やまあい)の田舎では、家族総出で自給自足の生活をしていた。

それが、つい50年に満たない前のことである。

思えば、日本は、その後、急速度に変化したような気がする。
変化の背後にあったものは、科学の急激な発達だろう。

「我思う、故に我あり」で有名な、哲学者であり科学者でもあったルネ・デカルトの著書『方法序説』
第6部に
「(自然学の一般的な知識のおかげで)我々は、自然の主人、かつ所有者になることができる。
このことは、労せずして地上の果実、
すべての便利なものものを享受することが可能となる無数の技術の発明という点で
望ましいだけでなく、
また、主として、この世の生の善である健康維持にも望ましい」

17世紀という時代、
科学がもたらす明るいビジョンを掲げながら、デカルトが、誇らしげに語っている。


私たちにとって、豊かな大地と豊穣の海、今から思えばかけがいのないものだったと感じる。

取り戻すことが出来るのだろうか?
  


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2015年05月20日

Reverso now lets you translate words using your voice

Dictionary app Reverso is getting a major update with a focus on voice features. In particular, you can now say a phrase to translate it. This might be particularly useful if you can’t spell a word or when you don’t know anything about a language and you can ask the other person to repeat a phrase to get a translation .
Conversely, when you press the tiny speaker icon, the pronunciation should now be much better and more natural. You can save, annotate and share translations if you want to improve your language skills.
The user interface has been refined and Reverso has a few learning features, such as flashcards, search history, quizzes, phrasebooks and more. Other companies such as Languages.ai provide neat learning tools as well .
Reverso’s key feature remains the same — the app can show you examples of how you’re supposed to use a particular word or phrase in a complete sentence. This is a great way to sound more like a native speaker.
When you’re learning a new language from scratch, having a solid translation dictionary is a great way to expand your vocabulary. But as you get better, you already know most of the words you need. You just want to use them properly and structure your sentence correctly. That’s why you need as many idiomatic examples as you can find.
Eventually, you should be able to use a standard dictionary in a foreign language. But it takes time and many apps don’t address this middle step before you can forget about translation dictionaries altogether. Reverso has scrapped a ton of content from the web, movies, books and official documents to contextualize words as much as possible.
This market is quite competitive. The most popular translation app on the App Store and Play Store is Google Translate. It has gotten better recently and it works in a ton of languages.
While Google Translate is a useful tool if you want to get a rough translation of a big chunk of text in an unknown foreign language, you shouldn’t be using this app if you’re learning a new language. Google Translate isn’t a dictionary and doesn’t give you all the information you need.
Reverso has been around for many years, and it’s interesting to see that it’s still possible to compete with giants like Google in a specific market Laser 脫毛.
  


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2015年05月19日

息を吹きかけると


昔の電化製品は、ヤワだったのか様々な故障をしたものだった。
今のような保証制度がなく、故障すると自分で修理ということになる。
テレビなどは、修理が難しく、厄介なものだった。
画面に、上下や斜めの線などが出るなどの不具合が起こり、
見えにくい状態になることが、よくあった。
そんな時、テレビの横の部分を軽く叩いたりすると、
正常に動き始めたりする。
どこの家庭でも、
家族の中に、叩き具合が微妙にすぐれている第一人者がいて、
不具合が生じると、叩き名人として呼ばれて、軽くタッピングをして、
みごとに立ち直らせたりしたものだった。

ちょっと特殊な言葉に、
『オーガニック・ブリッジ』なる言葉がある。
本来、無機物である機械などが、
まるで、心でもあるような反応をする場合がある、
それを意味する言葉。
たとえば、
ポンコツで動かなくなった車のエンジン部分に、
息を吹きかけると、動くようになったり、
軽く指を触れるだけで、スムーズに動くようになったりすることがある。
また、生物学者のL・ワトキンス氏の著書によると、
ドイツのヴァイオリン奏者アンネ・ゾフィー・ムター女史は、
演奏の時は決まって肩が出るイブニングドレスを着用して、
ご自慢のストラディヴァリウスを演奏したという。
楽器と直接肌で触れる方が、
いい音が出るとしているためだという。
そんな風に、本来無機質で、精神性など持たないようなものが、
有機体である人間と触れ合うことによって、
尋常でない力を発揮することを
『オーガニック・ブリッジ(有機的なつながり)』と呼ぶそうだ。
家族の中の叩き名人によって、テレビが正常の動きをしたのも、
このオーガニック・ブリッジ賜物か?
  


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2015年05月18日

困ったぁ



「うわぁ、黒くなったよぉ。たった一時間牛熊證 行使價なのに焼けたねぇっ!」玄関のドアから覗いた二つの黒い顔に向かって「お帰り~っ!」の代わりにそう言った。佳奈と茉莉は敷地内のプールに今日も行ったのだ。そして、私が期待していた返事「本当?やったーっ!」の代わりに返って来た言葉は「うそっ?日焼け止め塗ったのにぃ。。」で、二つの黒い顔はお互いの顔を見合わせ困惑していた。明らかに日焼けをしたくなかったのだろう。「日に焼けたくないのぉ?」二人の様子に驚いて私が聞くと「だってねぇ、みんな、真~っ白なんだよぉ。みんな綺麗な肌なんだよぉ。佳奈、すぐに焼けちゃうの。」可哀相に。子供の時から白くなることを意識し、気持ちの悪い油っぽいクリームを顔に体に塗りたくらなくてはならないなんて。「いいんだよ、焼けて。焼けている方が健康そうで可愛いよ。」「さっちゃんはいいよぉ。だって真っ白だもんっ。」「さっちゃんも、昔は真っ黒だったんだからぁ。」そう、昔は真っ黒だった。
ヴァージニア日記夏休みの日焼けは私にとって勲章だった。色の黒さでいかに楽しい夏休みを過ごしたかが評価されると思っていたから、私は夏休み入った7月にめい一杯焼けてしまうのがもったいないような気がして、一皮剥ける前に早く誰かに黒さを自慢したくてしょうが無かった。あの日焼けの痛さはまだ覚えている。小学校2年生の時に、真樹の家族に連れて行ってもらった太海の海。民宿の二階の畳み部屋で、真樹と横に並んでTシャツをまくり、真っ赤に焼けた背中を真樹のパパに見せ、ローションのついた黄緑色のスポンジでポンポン叩いてもらったのを覚えている。西日の部屋の中で、染みる痛さに真樹と一緒に悲鳴をあげたのを今でも鮮明に覚えている。
「日焼けすること」になんの否定的意味も含ませないまま私は大きくなり、中学校でも軟式テニス部自主夏休み練習で真っ黒になり、高校でも自主夏休み練習で真っ黒になり、そして大学でも。ところが、19歳で私の日焼け感は大きく変わったのだった。
高校時代同様に、私は毎日勝手に小平のテニスコートに赴き、帰郷していない良枝や美佐と共に朝から晩までテニスに明け暮れ過ごした。良枝が広島に帰郷し、美佐が都合でいなくても、きっと小杉さんか誰かいて面倒みてくれるだろう、時々しぶしぶ相手してくれるだろう、、、と期待して、毎日毎日テニスコートに赴き、砂まみれ、汗まみれになって夏休みを過ごしていた。そして夏休み下旬に行われるテニス合宿の時には、みんなよりも一足先にもうすでにど真っ黒な私がいた。髪の毛を二つに結わき、白金荘の入り口入ってすぐの古い階段に腰掛けて学年ごとに撮った写真の中で、私だけが、男の子に負けず劣らず真っ黒な顔で、白い顔の女の子の中で黒いのにかなり浮いていた。私は私の黒さが自慢だった。「あだちぃ、焼けたなぁ~っ!真っ黒だなぁ~っ!」なんて言われると「そうなんですよぉ。焼けちゃってぇ。」と誉め言葉をもらったかのように、嬉しそうに微笑み返した。
そんな真っ黒になった私に、ある日、津村さんが近付いて来てこう言った。「あだちぃ、顔くらい日焼け止め塗れよぉ~っ!年取ってから後悔しても知らねぇぞぉ~っ!」んまぁ、なんておせっかいなっ!とは思ったものの、何となくその言葉が気になって、そしてそれから私は日焼け止めを塗るようになり、そうなると今度は徹底して日焼けをしたくなくなって来て、周りのみんなと一緒になって、顔に体に白いクリームを塗りたくって、気持ちの悪い思いをしながら汗かきテニスをするようになった。
OLになってからは、さらに気をつけるようになって、一瞬たりとも日に当たりたくないと、夏の通勤には日傘は必須、「あだちくんは本当に白くて柔らかいねぇ。」と荒さんにはいつもほっぺをツンツン押されるほどに、雪見大福のようなほっぺの私になった。日に焼けるとそのまま陽射しを吸収し、すぐに黒くなる私なのに、いつのまにか「白い」イメージを持ってもらうようになり、そして私にとって「白いこと」が美徳となり、「日焼け」は否定的な意味を含むようになっていった。
そんな私だけど、子供時代はやっぱり真っ黒に焼けるべきだと思う。ある朝までそう思っていた。
「う~~ん、、、困ったぁ。。。なんでだろう。。。。これが津村さんが言っていた『年取ってから困るぞぉ。』なんだろうかぁ。。う~~ん。。。」鏡を見ると、私の頬っぺたには大きな大きな大きな染みがぼこぼこっと出現してきたのだ。19では遅かったのか。それとも、365日のハル散歩のせいだろうか。とにかくこの染みを何とかしたい。そして毎日鏡を見ては、自分の肌の汚さに嘆き、無理は承知で、あの化粧品、この化粧品と試す毎日を送っている。「さっちゃん、日本では染み一つ、一万円で取れるんだよ。」そう言う典ちゃんの言葉を間に受けて、一万円の染み取りは今や私のいつになるのかわからない次回の日本帰国の目的の一つとまでになっている。
佳奈と茉莉に「焼けている方が可愛いよぉ。黒い方がいいじゃないっ!」なんて言って置きながら、「いいなぁ、佳奈と茉莉は『年取ってから』私みたいに「染みお化け」にならなくて済むんだぁ。。。」あ、そう言えば、小さい頃、よくママに言っていたなぁ。「そばかすお化け」って。私の手はママの手みたいになったけれど(←クリック)、私の顔もママみたいになったんだ。
そうして今日も私は先日インターネットで買った化粧品を染みにめがけて塗りたくる。
消えろ~消えろ~消えろ~。。。。  


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2015年05月14日

受けないというのも地獄

だけども、そうとは限らない。
江戸時代の密偵などは、ふところに「恋文」を入れていたという。
密偵や忍者は、入ってはいけないところに侵入するのが役目。
そんな場所で見つかったりするとヤバいことになる雋景
ところが、手渡すために入ってきたとして、女性宛の「恋文」を見せる。
恋のために入ってきたのかと、笑って許されるという寸法。
実際に、密偵の七つ道具の一つだったようだ雋景

『徒然草』を書いた吉田兼好も「恋文」で苦しんだ一人とも言える。

彼の時代、権勢を振るっていたのは、足利尊氏の家臣、高 師直(こうの もろなお)。
当時、師直は、まさに飛ぶ鳥を落とすような勢い雋景
そして、何でも自分の意のままにならないと気が済まないと言うべき質(たち)だった。

『太平記』にも仔細詳しく書かれているが、
その師直が吉田兼好に恋文の代筆を依頼した。
恋文の相手というのが、塩谷判官の妻。
すなわち、身分のある人妻に横恋慕して、そのラヴレターを兼好に依頼した。
師直は、その女性には、実際には会ってもいないにもかかわらず、
随一の美人であるという評判を聞いて恋心を起こしたという何ともワケの解らない人物。

そして、実際に兼好が恋文を書いたようだ。
どのような内容であったかは知る由もないが、
彼が書くのだから説得力のある名文だったに違いない。
そんな恋文だったが塩谷判官の妻は一瞥(いちべつ)だにせずに打ち捨てたという。

それに怒った師直が塩谷判官に謀反の罪を着せ、
塩冶一族が討伐されることになったという物騒な結末。
そして、当の吉田兼好は、出入り差し止めとなってしまった。

受けないというのも地獄、受けた結果も地獄。

「恋文」は、ロマンとは、ほど遠いものと言えそうだ。  


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2015年05月14日

良家の子供を演じるときは

いい人間だが、どこか、素直じゃないと感じる人物がいる。
フランスの作家ヴォルテールの言葉に激光永久脫毛「嫌いなものを除いたものが好きなもの」という表現がある。
幾分、あたり前のようでもあるが、どこか素直でないものを感じる。
異彩を放つ俳優であり映画監督でもあった
伊丹十三氏も、どこか皮肉屋っぽいところがあった人物だった。
彼のエッセイに康泰領隊
「ニヤリ、とする時に片方だけが持ち上がるのは、小さいときに親をなくしたか、
不幸な家庭に育った人間かだと言われた」
という文が出てくる。実際に、小さい頃に父親をなくしている。
そのせいか、彼が笑うと決まって斜に構えた不敵さがあらわれていた。
良家の子供を演じるときは、左右対称に笑わないと、たしかにサマにならない。
誰でも完全な左右対称の人間はいないが、
左右対称に笑えない人間には、どこか素直じゃない影のようなものがある。
左右対称でない政治家としてすぐに思い浮かべるのは、麻生財務大臣。
かつて、田中眞紀子は彼を称して「口の曲がったオジさん」という表現をしていたが、
彼は、吉田茂を先祖に持つ九州の財閥家の出身。
まさに良家のオボッちゃま。
今、日本の多くが消費増税反対の声を挙げているのに、
聞こえないフリりをし続けている。  


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