2015年05月22日

だからといって

ここしばらく、はっきりしない空模様が続いている。
いつ、梅雨入りと言われてもおかしくない日が続いている。

今年は、ゴールデンウィークを過ぎても寒い日が続いていたが、
その後、突如として汗ばむような暑い日となった。
ちょうど良い日がないまま銅鑼灣通渠
このまま一気に夏に駆け上るのかと思いきや雨模様が数日続くこととなった。

梅雨と言えば葵涌通渠
松尾芭蕉の五月雨(さみだれ)をモチーフにした俳句の一つに、
「五月雨の 降り残してや 光堂」
というのがある

意味としては、激しく降り続いている雨も、そこだけ降らなかったのか、
光堂がくっきりと浮かんでいる、という意味になるだろうか。

いくら激しい雨にさらされているからと言って、
いつも雨が降り続くものではない。
時には、ぽっかり降らないことだってあるというところだろう。

中国の故事に「前門の虎、後門の狼」という表現がある。
「趙雪航評事」にある言葉で、
後漢時代の改革をはかろうとしたが、様々な災難が待ち構えている。
一難去って、また一難という意味になる。

いわゆるアベノミクスもここしばらく、
株価下落と円高傾向になっていて見通しが、暗いようにも見える。
それに経済に限らず、様々な難儀が待ち構えているような様相でもある。

だからといって、悪い事が続くような、どしゃ降りばかりという訳でもない。

このたび、 経済協力開発機構(OECD) が、
最新の世界の経済見通しを発表し、
日本に、力強い景気回復がデフレに終止符を打つ可能性を発表した。

おっ、
ちょっとした「降り残し」もあるようだ。  


Posted by orae at 15:10Comments(0)yu