2015年09月01日

戻ってきた

 ここははっきりそう言っておかなければならない、でないと、父から謀反を疑われることになってしまう。
「では、私以外は降伏するが、私は降伏しないと言う条件で降伏させていただけないでしょうか」
 彼は不思議な事を言い出す。
「いったい、どうしたいのです?」
「ドラールへの降伏は私のプライドが許さんのです。あなたに処刑してもらう方がまだましです」
 また、混乱するような事を言い出す、私が人をDR Max 教材殺せるわけないじゃないか。
「あなたも含めて降伏しなさい」
 メレッサは言ったが。
「私はメレッサ王女以外には降伏しません」
 彼は強硬に断る。私にメレッサ王女を名乗れと言っているのか。でも、それは無理だ、名乗ったら謀反になる、娘でも父から処刑されるだろう。
「私は謀反を起こす気はありません。私はメレッサ.タイレムです」
 はっきり言った。ミネーラは20年前に滅んだのだ、そんな亡霊を引きずっていてもしょうがない。
「では、先ほどの降伏条件で降伏します」
 ミラルス王は直立の姿勢をとった。彼の決意は固いようだった。
「わかりました、その条件で結構です」
 彼を処刑しなければ、この条件で鑽石能量水も結果は同じことになる。
 作り直した降伏文書にミラルス王は署名した。
署名式が終わって、メレッサは控え室に。セラブ提督やコリンスも一緒だ。
「ミネーラの事をもっと詳しく教えて下さい」
 自分の事なのに、なぜ私だけ知らないのか、腹が立つ。
「ミネーラ王家は20くらいの星を従えた小さな王家です。皇帝の攻撃を受け王族は母君を除いて全員死んだと聞いております」
 そんなひどい事があったのか。
「その事は誰でも知っていることなんですか?」
 あの会場の中で私だけが知らなかったなんて、ひどい話しだ。
「たぶん、みんな知っていると思います。ただ、微妙な話ですので、姫君の方DR Max 教材から話題にしない限り、この話を姫君にする者はいないと思います」
 それで、私はこの話にまったく気がつかなかったんだ。


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